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高島クリニックをはじめたきっかけ

みなさんこんにちは、高島です

ぼくが浜松医大救命救急部 を辞めて、自身のクリニック、現在の高島クリニックを始めることになった訳についてご説明します。

当時はなんだかよくわからないと言われた、「アンチエイジング医療 」「体質の底上げ治療専門」を始めるきっかけとなった、そんなクリニックをやりたいと思うようになった理由は2つあります。

ひとつ目は、息子のアトピー治療を、いわゆる対症療法薬 の使用(ステロイドの外用、内服、抗アレルギー剤やかゆみ止めの内服)ではなく、体質の底上げすることで対症療法に頼らずに治したいと思ったこと、これは僕が体質改善クリニックを始めるにあたっての最も大きな理由でした。

ふたつ目の理由、それは、浜松医大救命救急部の医師として従事していた時、同程度のけがで運ばれてきた患者、それぞれに治癒力が違って、治るスピードや程度に差があるのか、素朴に疑問を持っていました。
よく、「若い人は治りが速い」と言いますよね。当然僕もそう思います。
けど、「なぜ若い人は治りが速いのか?」と聞くと答えられる人は当時、ほとんどいませんでした。

救命救急での処置は究極の対症療法薬の使用です。

大けがで運ばれてきた人、つまり緊急性の高い医療を必要としている人にとって、アンチエイジング医療や体質の底上げなんて、悠長なことを言っている場合ではありません。
ですが、普段から健康に気を使い体質の底上げに取り組んでいる人は、治りも早く、治癒するレベルが格段に高い。救命救急的に言えば、対症療法薬の量が少なくて済むし、弱い薬でも治療できることが多々あります。

アンチエイジング医療に熱心で、肌体力を保っている人についても同じことが言えますが、肌体力があればターンオーバーも正常だし元気で健康的な肌になるし、最悪日焼けやその他のトラブルがあっても早く治るし、対症療法薬を使う量も少なくて済む。

救命救急部にいた僕だからこそ、緊急事態に対症療法薬が必要なことは当たり前も当たり前、よくわかっています。
しかし、体質の底上げをすることで対症療法薬の使用量を減らす、もしくは使わなくても済むようにすることができれば、そもそもの病気の予防にもつながり、全ての人々の健康や、昨今問題となっている医療保険制度の崩壊にも貢献できるのではないかと考えるようになったのです。

これを僕は、学問、エビデンスを持つ「体質底上げ医学 」と位置付けています。

もっと大げさに言うと、アンチエイジング医療を基調とする若い体質に導く医学、究極の予防医学をアメリカやヨーロッパから輸入して日本で広めたいと考えるようになり、医者が薬を出したり手術したりする対症療法だけが医療ではない、統合医療の考え方で治療するというスタイルをもっと世に広めるために、この高島クリニックを始めたのだということ、いまだにこの考え方の根幹は全く変わっていないということを伝えたいのです。

例えば、日本人の死因に最も多いがんを例にとると、「がんに強い体質」を手に入れたら、抗がん剤の使用量を減らせる、つまり副作用のリスクを減らせるんじゃないか、という考えもこの統合医療の一部として捉えています。

そんなわけで、6月からwebサイトも一新し、NPO JML(またお話しします、ぼくたちが運営している統合医療のNPOです)も再出発。
2025年には大阪万博もあり、そのテーマはなんと「アンチエイジング」。

こりゃこのタイミングでブログ再開するしかないやろ、ということで、みなさんこれからよろしくお願いします!

 

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