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新コラムシリーズ「高島白書 発毛篇 ーファイルⅣー ~薄毛の種類と再生医療~」

AGA,発毛

抜け毛の部位が異なる理由

どうして側頭部、後頭部には毛が残って、頭頂部や前頭部の毛が抜けてしまうのかご存じですか?? いまのところの学説では、抜け毛の原因となる男性ホルモン(正確にはDHTデヒドロテストステロン)の働くタイプが全体的に薄くなってくる人と頭頂部や前頭部から薄くなってくる人で違うらしく、前頭部や頭頂部の抜け毛を起こすタイプの男性ホルモンができちゃう人が波平になり、また、その波平タイプにはザガーロみたいな内服薬がいいとの話。

まあ、このような毛のない部分に毛を移動させるという意味では飲み薬や塗り薬よりは圧倒的に手術のほうが結果は早いんですが、、、、やはり怖いし、痛いんちゃうん?高いんちゃうん?などの疑問が、、、、、当然でございます。おまけにもちろん自費、保険効かない・・・トホホ・・・

じゃあ、毛根みたいな毛が生える元、みたいなものを毛のないところの頭皮に注射したら生えるんじゃないん??それなら、苗となる有毛部を切り取ったりする手術もいらないし、毛のないところに毛が生える種をまく、みたいなもんじゃないん???

ハイその通り。

いろいろ、ホンマ試してきました

・人工毛根細胞

・頭髪発毛成長因子 などなど、、、

 いかにも生えそうな名前の注射の数々。結果、まとめますと、、、、、

いまいちぱっとしまへん・・・。

ですが最近すごいのが出てきました!

そう、いま流行りの再生医療です。

ホントに小さな切開で、毛根細胞を取って培養し、数を増やして、それを毛のない部分の頭皮に注射するというもの。こりゃすごい。

ホンマに生えとる。論文まででとるがなぁぁぁぁ!!

ですが、今の段階ではまだ治験段階(ラットで結果が出たので次は人間で証明だ、の段階)ですし、費用も最初はバカ高いと予想されます。当然ながら。。。。

この技術、僕の友人が開発しました。彼は日本の頭脳と言われる研究所、そう、神戸理化学研究所の室長なので、まぎれもなくMonohon です。

 まあ、この再生医療(毛根幹細胞移植、といいます)、期待大。

2025万博くらいまでには何とか実用化できないものかと思ってます。

というわけで、夢の話から現実に引き戻し、、、、、

ここまで、ざっと医療フィールドの発毛育毛治療について、お話ししてきましたが、いかがでしたか??

(肝心の高島の必殺技について、まだ何も語っていませんが、こうご期待!!)

このような医療行為(手術や注射、また薬の処方など)は当然ながら医者しかできません。ですが、我々医師に抜けているところがあります。それは、抜け毛に悩む人に寄り添い、生活習慣の改善指導や、食事内容の指導、運動睡眠の指導、メンタルケア、また、頭皮の状態をよくする処置、髪のダメージを減らす処置、キューティクルの保護など、いろんな処置が必要なのに、この部分では医師はなにも役に立っていません。

僕は自分が、抜け毛・薄毛で悩んだ経験があります。(詳細、恥ずかしげもなく、次回からブログになります)

それ故、これらの指導や局所(おもには頭皮)の処置、ケアがいかに大事なのか、身をもってわかっています。

ですので、医者が薬を出したり、注射を打ったりするだけでなく、局所の処置や生活指導をマンツーマンでつきあってくれる発毛パートナーがいたら、心強いことだと思います。

 ぼくが薬を出す。発毛パートナーが処置をする。

両輪で走れば効果100倍!!

もしくは、僕の医療(薬の処方など)なんて、発毛処置の最初の6か月だけで済むかもしれない。

では、肝心の高島必殺技医療治療について、次回から話していこうと思いますが、その前に、まずは僕の実体験をから綴っていきます。

それは忘れもしない、31,32歳くらいの浜松(浜松医大救命救急部)での出来事が始まりでした。

つづく・・

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次回の更新は5月8日(月)を予定しております!お楽しみに!

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