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新コラムシリーズ「高島白書シリーズ発毛篇 ファイルⅧ~体質底上げ点滴療法~」

 

点滴,アンチエイジング

開院以来23年間続けてきた体質底上げ点滴療法

先日書いたようなプラセンタ点滴(これは医学的に言うとアミノ酸という皮膚の付属器、つまり髪の毛を作るための栄養を大量に投与するということと、髪の毛が成長するための成長因子というものが必要なんだけど、この成長因子を与えているということなんです)を2,3週に1回くらい点滴しながらミノキシジルやフィナステリド、デュタステリドなどを内服していただきますと、効果が高いです。

ほかにもキレーションという点滴があり、これは体内の有害物質を排除し(つまり栄養を与えるばかりでなくて、いらないもの、髪の発達を妨げる有害なものを抜くという発想)、かつ、全身の血行が良くなる、いわゆる血管そうじ点滴なので、当然頭皮の血行もよくなり、毛根まで栄養が行きやすくなるわけです。場合によってはその人に合わせていろんな栄養素をカクテルする、カクテル点滴を作って、体質の底上げをすることも多くあります。そんな点滴療法、わかりやすく言えば、みなさんがバランスの良い食事を取ると体にいい、髪の栄養にいい、というのを医学的に、かつ、高濃度にしたものだと思っていただければいいかと思います。

そんな体質底上げ治療、これも医学がどんどん発達するにつれ、いよいよ再生医療まで登場しました。

自分の細胞を取って、その細胞から髪に化ける(髪に変わる)細胞、それを幹細胞というんですが、その毛根幹細胞を分離作成して投与する、つまり点滴したり、頭皮に直接打ったりするというものです。すごい時代になりました。

この幹細胞治療、ちょっと高額なのがたまにキズ。数百万円程度と言われています。

 神戸理化学研究所なんかではもっと高度な毛根・毛髪の再生医療の実験がなされています。毛根自体を再生して培養し、そして頭皮に注入する。ヌードマウス(毛のないつるつるのねずみ)が、この方法で毛がぼうぼう!!

 いよいよ人間で治験が始まります。この再生医療チームのT博士。僕もかわいがっていただいております。

すごい時代や、もう子供のころ見た漫画以上。

ただしこの方法はまだ治験段階で、2025年の万博くらいにはええ線行くんちゃうかなと思っています。

 まあこんな状態ですので、とりあえず、体質、頭皮の体力アップ治療+対症療法薬(ミノキシジルやフィナステリド、デュタステリド)が経済的にもいいんじゃないのかなと思います。(大金持ちの人で再生医療受けれる方は別として)とは言え、やはり日常生活での生活習慣の改善は必要かと思います。運動、栄養、睡眠、頭皮の清潔などなど。昼夜逆転生活、、そんなのあかんに決まってる!そりゃそうだけど、はげるから残業はできません!とはなかなか言えない・・ツラい・・ぼくも救命で泊まり込みの毎日を送っていたころ、激しく禿げたので気持ちがわかります。シャワーを浴びれば、排水溝に流れていく髪の毛。それを見つめながら、どうしたらいいんだ?おれは何をやっているんだ?

神様は不公平だ!などと放心していたのですから、、、、みんなそんなことはわかってるんやって・・

そんな中でできるだけ整えて、かつ、効果のある治療をしたいんですよね、当たり前!

 頑張ってみましょう!応援いたします。

 では次回は、そうはいってももっといろんな事聞きたい、これまで23年の間にどんなことが実際に起こったんだ??どんな質問があったんだ?? などなど、実際の現場レポートをお送りいたします。

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次回の更新は6月5日(月)を予定しております!お楽しみに!

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