【診察時によくあるご質問｜Q＆A ③～髪の成長因子とは？～】

さて、どんどん続けてQ＆A　いってみましょう！！！！

Q　ところで、髪の成長因子ってなに？

A　成長因子とは、体内において特定の細胞の増殖や分化を促進する内因性タンパク質の総称です。

なんじゃそりゃ？

はい、簡単に言うと、髪の毛の分化、成長を進める因子のことで、この成長因子がいっぱいあるほうがよく成長すると思っていただいたらいいかと思います。

また、別の言い方をすると、老化が進めば進むほど、この成長因子が減ってくるとも考えられています。

が、個人差があり、やはり生活習慣の乱れている方ほど成長因子の減少が多いように思います。

体が老化すると髪も老化するから、抜け毛や薄毛が起こりますが局所の問題として捉えるのではなく、体の老化から、全体を考えないといけません。

土壌が悪くなると植物が生えにくい、痩せてくるのと一緒です。これは薄毛の悩みを持つ方々には共通して言える事です。

ですので、成長因子を点滴して補充するような治療をクリニックではよくしています。髪のためには、同時に髪の栄養（アミノ酸やビタミンミネラルなどなど）も補充したほうが効果が高いのがわかっていますので（２００３年の学会で僕が発表しました、もうずいぶん前だけどね、、（笑）

（ちなみに２００３年、２０１０年、２０１３年の学会発表のころは７９例中５０例程度に明らかな効果が認められた。現在はこの確率よりは発毛の確率は上がっています（けどきちんと数えてません。）

Q　髪の毛が細いものを太くできますか？

A　元々太い人は太くできます。猫毛の人は生まれつき毛母細胞が小さいから太くできません。が、量を増やすことで見た目をカバーすることはできます。

結局パッと見たときに薄毛に見えないように毛量を増やそうって考えです。

そんでええんちゃう？？

次回は、意外と多い患者さん、抗がん剤治療後の薄毛の発毛治療についてや、

みんな気になる髪のケア、シャンプーの仕方など、よく聞かれた内容を紹介していきましょう！！！！

つづく

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次回の更新は６月２６日(月)を予定しております！お楽しみに！

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