UPDATE

「病気予防に欠かせない事とは」

 

前回、薬をやめるためには、「薬をやめたい!」と強く決心することが大事であり、「予防」の第一歩になるとお話してきました。

では、どのように薬をやめて、予防をしていけばいいのか、もう少し深堀りしていきましょう。

薬,メタボリックシンドローム

薬をやめるタイミングは?

具体的に薬をやめるタイミングとしては、検査によって各種データを見極めることが挙げられます。ただし、この検査は通常の健康診断などの検査だけではなく、この後紹介する「予防のための検査」も含みます。

 

また、他にも予防医療を実践している医療機関を受診してみたり、予防医学に関する学会などから「正しい情報」を得ることなども挙げられます。

なぜ学会からの情報かというと、TVやインターネット等で流れる多くの健康に関する情報には、間違っているものも多いからです。単なる「ヘルスケア」だけの情報であり、医療を根拠にした正しい健康知識や情報=メディカルヘルスケアを取得していくことが重要なのです。

 

例えば今、世間で話題の「メタボリック症候群」の判定基準の一つになっている「ウエストが男性85cm以上・女性90cm以上」という定義。

これも、実は医学的な見地からの明確な基準があるわけではないのです。それにもし、この数値が本当ならば、肥満率の高いアメリカ人の多くはメタボになってしまいます。しかし、アメリカでは「メタボ」なんて言葉は、全くと言っていいほど騒がれてはいないのです。

 

健康に対する間違った知識や意識を正し、健康に関する正しい知識を得ること。これが、薬をやめる上でも、とても重要なことだということを理解してください。

 

そして、薬に頼らず健康になることを目指す上で、私たち医療関係者は「ピンピンコロリ運動」を積極的に推進しています。「ピンピンコロリ」とは、天寿を全うする直前まで元気に生き続けられること(ピンピン生きて、コロリと死ぬ)を目指して、日々、健康に気を使うことです。多くの日本人がこうなるように、我々も日々、尽力しているところです。

 

次週の更新もお楽しみに!

UPDATE一覧 TOPページへ