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こんなに違う?!対症療法と原因療法

対症療法と原因療法の違いについて、まずは、以下をご覧ください。

 

アトピー性皮膚炎

 対症療法:ステロイド投薬

 原因療法:キレーションによる有害ミネラル除去と栄養療法によるビタミンなどの大量補給、アミノ酸によるターンオーバー調節など

 

メタボ

 対症療法:降圧剤(高血圧対処)、血糖値下げる薬(糖尿病対処)

 原因療法:キレーションなどによる基礎代謝の向上と動脈硬化の改善&生活習慣改善

 

がん

 対症療法:抗がん剤 放射線治療 手術

 原因療法:高濃度VC点滴などによる自己免疫能の向上、遺伝子治療や再生医療

 

いかがでしょうか?

これをご覧いただければ、その違いが一目でわかりますよね。対症療法の治療に関しては、皆さんもよく見聞きされているのではないかと思います。

しかし、原因療法にある各治療法に関しては、どれもはじめて目にするような言葉ばかりではないでしょうか。

これから順番にご説明していきましょう。まずは、アトピー性皮膚炎についてから。

 

 

アトピー

 

CASE1 アトピー性皮膚炎の対症療法・ステロイドの怖さ

ステロイド剤の投与は、アトピー性皮膚炎に対する代表的な対症療法です。炎症を抑えたり、免疫を抑制する作用があることから、現在でも広く利用されています。しかし、感染症の誘発や内服では糖尿病、動脈硬化、高血圧など様々な副作用が生じる可能性もあるのです。

 

 

内服、外用剤ともに一番多く見かけられるのは、ステロイドに慣れてしまい、どんどんきついものに変えていかねばならない、いわゆる“薬剤耐性”と、主に自己判断による急激な投与中止によって起こる“リバウンド”、症状のさらなる悪化です。そのため、ステロイド剤の使用に、不安や抵抗を持つ患者も多くいます。

 

ステロイド,アトピー

一般的に使用されている主な外用ステロイド剤は1群(最強)~5群(弱い)まで効き目の違いにより、5つの段階に分類されています。初めてステロイド剤を使用する場合、症状にもよりますが5群の弱いものから使用します。そして長く使用することによる「薬剤耐性」により、さらに薬効の強い4群、そして3群、2群に移っていくことになります。1群にたどりつき、それでも炎症を抑えることができないとなると、もはや「お手上げ」となってしまうわけです。

一方、原因療法では、「キレーション」“アミノ酸ビタミンミネラルなどの大量投与”と呼ばれる点滴療法を主に行います。これは、体質そのものを改善できるものです。

 

私のクリニックでは、アトピー性皮膚炎に対する5つの治療方針があります。その流れに沿って治療していくことで、ステロイド剤の依存から抜け出し、症状を改善することができるのです。

 

アトピー性皮膚炎治療基本方針

 1. キレーションによる有害ミネラルの除去、皮膚への血行改善

 2.  大量のアミノ酸・マルチビタミン。ミネラルの投与、皮膚ターンオーバーの正常化(点滴・サプリメント・食事)

 3. 外用保湿剤・高浸透圧性ソープと表皮の雑菌処理

 4.  アレルゲンの回避

 5.便秘の解消

 

上記の基本方針に基づいて、多くの治療にあたってきました。

次回、その高島式アトピー性皮膚炎に効く原因療法について、治療事例も交えて、もう少し詳しくご紹介していきたいと思います。

 

次回の更新もお楽しみに!

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