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緊張とリラックスの科学 -自律神経系の秘密を解明?!‐

 

今日はまず、皆さんもどこかで聞いたことのあることば、 “自律神経”についてお話ししたいと思います。

この自律神経というやつは大変厄介で医者泣かせです。

 

ストレスがかかると 交感神経という神経が優位になり緊張状態になります。

一方 リラックスすると副交感神経という神経が優位になり、皮膚や足の先などの末梢の血管が開いたり 血圧が落ち着いたりします。

 

例えば 緊張すると心臓がドキドキして手に汗をかきます。

この時、心臓の鼓動の速さを自分で調節できる人はほとんどいません。稀にヨガマスターや修行僧などの瞑想によって、自身の自律神経をコントロールすることの上手い人が、自分の心拍をコントロールできるというのを聞いたことがあります。しかし、果たしてどこまで本当か分かりません。つまり、緊張すると勝手に心臓がドキドキします。

これは自律神経の交感神経という神経が優位な状況と考えられています。

 

いまさらですが、この交感神経、副交感神経というのは神経系統、つまり、このように働く神経メカニズムのことを交感神経系、副交感神経系、などと呼んでいるのであって、解剖学の本などで見るようなこのいわゆる脊椎神経、三叉神経、坐骨神経みたいに、この神経ですよと言った解説がなされない。

つまり、解剖学の本には載っていない神経なんですよ(笑)

 

緊張すると働く神経系が交感神経

リラックスすると働く神経系が副交感神経

 

と考えてください。

 

死の恐怖に直面すると当然緊張します。リラックスする人はいませんよね。

この場合、交感神経が優位になり、いわゆる火事場の馬鹿力というやつが出る、とも考えられていますが、通常は、この交感神経が優位な状況が続くと、例えば、血圧が上がったり、心拍が上がったり、胃酸が出過ぎたり、腸の動きが乱れたり、ホルモンの分泌が変わったり、睡眠の質が悪くなったり等々の症状が出ます。

 

現代人はほぼ、この交感神経が優位な状態が続き、つまり、ストレスの多い状況が続き、リラックスが苦手になっていて、この交感神経が優位な状況が続くと、多くの症状を引き起こすのです。

ですので、 現代人の我々に必要なのは、リラックスする技術、つまり、副交感神経を優位にするための技術が必要なんじゃないかと考えています。

 

 

そんな技術は本当にあるの?次回以降、そんな事も綴っていきたいと思います。

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